肯定感がないとアドバイスは受け取れない

大阪・京都

劣等感を克服して本気で生きる

心理セラピスト@橋屋奏古です

GW終わりましたね。
皆さん良い休日でしたでしょうか?
ようやく平日モードに戻ったところです
遅いわ!)
私はGW後半はダンス鑑賞三昧でした
毎年世界のダンサー達が大阪に集い
熱いバトルを繰り広げます。
その感動は見ている側も
胸に突き刺さり心に響くものがあります
なのでやっぱりダンスは心だなと
つくづく思います。

さてさてそんなダンスのイベントですが
ステージ以外の場所でも色んな出来事は
起こっています。先日の大会で私がよく
目にしたのはダメ出し、アドバイスなど。
今日はこれをテーマに書いてみます。

題して
「肯定感がないとアドバイスは受け取れない」

ダンス初心者のダンサーAさん。
有名ダンサーに憧れて
自分もいつかああなりたいと練習を重ねるけれど
まだまだ予選を突破できず先生や先輩に
アドバイスを聞くがアドバイスのたびに
傷つく、そして落ち込む。

ダンス歴15年のB子さん。ある程度経験を積んで
自信もあるが世界規模の大会ではまだまだ
決勝トーナメントまではいけない。
同じように先生やアドバイスを聞くが
耳に入らず聞いてるふりをしてしまう。
本心はアドバイスに対してイラッとしているが
こんな感じをもう何年も繰り返している。

いったい2人のダンサーの内側で何が起こって
いるんでしょうか?

私はこう推察します。
『2人とも本当の肯定感が体にない』

肯定感の根っこは愛着

なぜなら自分の土台に肯定感がないと
あなたのこの部分をもっとこうした方が
いいよと言われても
Aさんは自分の全部を否定されたような感覚になって
ああ、私はダメなんだー!と自分丸ごと
価値がないように感じたり
辞めたくなったりしちゃうんです。
貴方のこの部分のこの動きが今の貴方の
妨げになっているんだよ、というアドバイスが
私はもうダメなんだあーと全部で捉えてしまい
傷ついて落ち込んでしまい
部分的に捉えられない状態なんです。
もしも肯定感が土台にあれば
「これは一部分を指している」
自分のすべてではないと捉えられるので
その一部分の場所をアドバイスを受けて
トライしてみようと肯定的に捉えられ
成長も早いのです。

潜在意識は嘘をつかない

Bさんはアドバイスを聴きながら
実際に実践に移したりはしません
なぜなら腹の底では肯定的のなさが
発動しそうなのを抑えているので
Aさんと同じ事が起こっていますが
このアドバイスを聞いてしまうと
今までの自分が崩れてしまうので
色んな事情を作り出して
アドバイスは受けません
そしてどんなアドバイスであっても
納得「しない」のです。
だから本当は自分へのアドバイスや
フィードバックも聞きたくないんです
なので潜在的に身体が受け付けない
なので、アドバイス下さい!と言いながら
私に入るな!!ガーン!!と
ブロックしている状態なんですね。
そしてそこから脱皮できず
同じゾーンを繰り返してしまう。
繰り返すのにはメリットもありますから
B子さんの場合は自分が本当に
ここから先へ進みたい!と自分に
向き合う勇気も必要になってきます
ここでも心の向き合いは必要不可欠なんですね。

なのでダンスだけでなく、何かに向かって
うまくなりたい!と成長欲求があるときは
今の自分の軸を持ちながら、
先任達からアドバイスや叡智をシェアして
もらう事は必須になると思うのですが
自分が受け取れる状態かどうか
これが大きく作用するんですね。
(パワハラモラハラのアドバイスは論外)
自分の今の心の状態、現在地を知るって
とても大事で必要なんですね。
 次のステージに行きたいと願うとき
本当の肯定感がないと
進めないステージがあるんです。
心の奥で自分を蔑んでいたり
卑下していては開かない扉があるんです

価値のある自分になりたい!

本当の肯定感というのは
タイトルやトロフィーがある自分だから
自信を持てる、評価される、認めてられる
というものではないと私は思います

自信も同じです
いつも周りに人がいっぱいいる
賞賛される、崇拝される、人を動かせる
人もお金も豊かなステータスがある
というものではないと私は思います

どんな自分であっても
何かができても
何かができなくても
バトルに勝っても負けても
コンテストで入選しても落選しても
自分には価値がある
揺るぎない命の価値がある
こんな肯定感が人の生きる根っこに
必要なんです
これを自己重要感といいます

この自己重要感が自分に不足しているから
自分以外の人からの評価や認証が必要に
なってくるんですね。だけどいくら
周りに評価されても認めてもらっても
この欲求は収まる事はありません
満足する事もありません
だって本当に自分が望んでいる人からは
もらえないからです。

折れない自信を育てる

ダンスは言葉を使わないのでハートが
丸々出ますよね。自分の心に嘘をついてると
外側に意識が向きやすく誰かに認めてもらう為だけに
承認してもらう為のダンスに見える事も多いです。
逆に自分の内側に意識が向いている人のダンスは
心の叫びや情熱がにじみ出てやっぱり感動するんです
伝わるものがある。
自信や肯定感は周りや外側の評価で積み上げるのではなく
過去の自分と比べて満たしていってあげる
こんな視点があると 自分の内側が暖かく
ハリボテではなく折れないシンプルな
自信と肯定感になると私は思います。
パクリでなく、真似事でなく
オリジナルになる
自分のスタイルを確立させる
というHIP HOPの理念は
自分のアイデンティティーで生きる
というシンプルで深い自分軸を言ってるのだと
私は理解しています。
そのためにも自己重要感は大事な根っこになってきます
子どもたちにもじっくり丁寧に時間をかけて
自己重要感を育てたいと思います。
そして私たち大人も
すり減った自己重要感は取り戻すことができます
いつからでも自分の人生に本気になれるのです

KANACO

肯定感の作られ方や愛着の詳しい記事はこちらの
心理ブログで書いています→http://roots11.com